職業倫理綱領・臨床倫理綱領
職業倫理網領(平成24年2月10日制定)
地域住民の立場にたち地域医療を展開している稲沢厚生病院は、利用者からの信頼を保つために病院職員としての職業倫理綱領を次のとおり定めます。
- 医療を必要とする人のために、優しさと温かさをもって接するとともに、最善の医療を提供し、信頼を得るように努めます。
- 私たちは、他の医療関係者と協力して地域住民の疾病予防と健康増進に力を尽します。
- 私たちは、医療に携わる者として、この職業の尊厳と責任を自覚し、常に知識と技術の習得に努めるとともに、教養を深め、品格を高めるように心掛けます。
- 私たちは、医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守および法秩序の形成に努めます。
- 地域の人々と職員は医療・保健・福祉の問題解決にあたりお互いの信頼関係を築くために十分な説明、情報交換を目指します。
臨床倫理綱領 (平成24年2月10日制定)
理念、基本方針、患者さんの権利と責任に基づき、臨床における倫理に関する綱領を次のとおり定めます。
- 患者さんの権利を尊重し、良質で安全な医療を平等に提供し、医療における説明責任を果たします。
- 患者個人の宗教や信条、価値観等に配慮した医療を提供し、倫理原則に則って行動します。
- 患者さんの国籍、宗教、信条、年齢、性別、社会的地位、経済的状況、ライフスタイルなどに関わらず、平等に接します。
- 医療の安全管理に最大の努力を尽くします。発生した有害事象に対しては関係者の救済を優先するとともに、原因究明を徹底し、再発防止に努めます。
- 医療行為、医学研究にあたっては、その生命・医療倫理上の課題について院内の委員会で審査します。
- 他の医療機関等への受診、相談、転院、セカンドオピニオン等に関しては当該患者の意思を尊重して適切な情報を提供し、協働して良好な医療が行われるよう努めます。