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KOSEI COLUMNコウセイコラム

脱腸

 

脚のつけ根の腫れる病気のひとつに「脱腸」があります。

 

正式には「鼠経(そけい)ヘルニア」と呼びます。

稀に「大腿(だいたい)ヘルニア」の場合もあります。

 

薬や圧迫帯等では治らず、治すには手術が唯一の方法です。

鼠経ヘルニアの手術は、外科の手術の中でも最も多く行われる手術のひとつです。

 

現在、鼠経ヘルニアの手術方法は大きく分けて二通りあり、一つは全身麻酔下に行う腹腔鏡を用いた手術方法で、もう一つは腰椎麻酔下でも可能な脱出部位を切開して行う手術方法です。

 

以前は腰椎麻酔下で脱出部位を切開し、自分の組織を縫い合わせて出ないように手術を行っていたため、再発にて再手術が必要な場合も少なからずありましたが、現在はどちらの方法でも13㎝四方ぐらいの大きなメッシュという素材を用いて手術を行うため、再発の可能性もかなり低くなっています。

 

当院では、毎日午前の外科外来で相談を常時お受けしています。

 

腹腔鏡を使用する方法と脱出部位を切開する方法はそれぞれメリットとデメリットがあるため、どちらの方法にするのか患者さんとご家族の方とよく話し合った上で、全身状態を考えながらより適した方法を提案させていただいています。

 

もしも脚のつけ根が腫れる状態が気になる場合には、お気軽に当院外科を受診していただきたいと考えています。

 

消化器外科部長 長谷川 毅