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KOSEI COLUMNコウセイコラム

「濃厚接触者」

今年はコロナウイルスで日常生活は一変しましたが、TVやネットなどで「濃厚接触者」という用語をよく耳にされると思います。

 

厚生労働省からはCOCOAという接触確認アプリも出ています。

医療従事者は患者さんと近距離で接触するためすぐに濃厚接触という定義になってしまいます。

 

では、どのようにして感染曝露(ばくろ)のリスクを減らしているのでしょうか。

 

患者さんがマスクをしている場合、医療従事者もマスクをしていれば濃厚接触であっても感染曝露のリスクは低く就業制限を必要としません。

一方、患者さんがマスクをしていない場合は、飛沫感染のおそれがあるため、マスクだけでは不十分でフェイスガードをする必要があります。

処置によってはN95マスクという気密性の高いマスクが必要ですが、基本的にはマスクとフェイスガードによる飛沫感染予防とアルコール消毒を中心とした接触感染予防で対応しています。

 

医療従事者は感染予防策を実行していますが、無症状の感染者がいること、PCR検査の精度が70%程度で30%の感染者を見落とすことがこのウイルスの難しいところで、感染予防策をすりぬける患者が存在し院内感染の原因にもなっています。

 

全員にPCR検査するのも現実的ではないし、「いい塩梅」がなかなか難しい病気です。

 

医療安全・感染制御部長兼循環器内科部長 

浅田 馨