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KOSEI COLUMNコウセイコラム

犬、猫に咬まれたら

近年のペットブームで犬や猫を飼っている方が増えています。

愛らしい動物たちですが、機嫌を損ねると咬まれることがあります。

 

その場合、「大したことない」と油断してはいけません。

 

口の中には細菌がたくさんいますので、

咬み傷の奥に細菌が入り込みやすく、高率に感染症を起こします。

そうなると傷の周囲は赤く腫れ、熱を持って痛みます。

膿が貯まることもあります。

重症化したり、特殊な感染症を発症することもあります。

犬よりも猫の方が、牙が細く鋭いため、

傷は小さくても深くなり、感染を引き起こす確率は高くなります。

 

咬まれた時は、傷口を水道水で充分(数分以上)洗って下さい。

その後、出血していれば、タオルやガーゼで傷を圧迫し医療機関を受診して下さい。

大きな傷以外は通常縫いません。

縫合して密閉すると傷の奥で菌が増殖して化膿しやすいのです。

感染予防の抗生物質の早期投与が重要です。

必要な場合は破傷風の予防注射を行います。

 

指は皮下脂肪が薄く関節や骨が皮膚に近いので、

感染を起こすと関節炎や骨髄炎を発症することもあるので注意が必要です。

 

狂犬病は日本では犬のワクチン接種が普及して、この60数年発生の報告はありません。

しかし、海外では毎年数万人の犠牲者が発生しています。

海外では安易に動物に近づかないほうが無難です。

 

院長 伊藤 浩一