血圧は下げなくてもよいのか?

「血圧は下げない方が長生きできる」「薬は百害あって一利なし」といった記事を雑誌などで見かけることがあります。
これらの内容には一部納得できる点もありますが、鵜呑みにすると危険な場合もあります。
血圧を下げる必要があるかどうかは、その人の背景や年齢などによって異なります。
血圧とは、心臓が送り出す血液を血管が受け止める力のことです。
必要以上に強い力がかかると、血管にダメージが生じます。
血管自体が悪くなる(動脈硬化など)だけでなく、各臓器にもダメージが及びます。
したがって、血圧は必要最小限に保つのが理想ですが、逆に必要以上に下がると臓器への血流が不足します。
特に脳への血流が低下すると、めまいやふらつきが起こり、転倒の危険性が高まります。
健診や医療機関で測ると高いけど、自宅で測ると低くなる方は多く、
これは“白衣高血圧”とも呼ばれ、将来高血圧に移行する可能性があるため、
すぐに薬まで必要ありませんが、生活習慣の見直しをすべきと言われております。
まず、家庭での血圧測定から始めていただき、
上が135,下が85を超えるようなら、医療機関でご相談いただければと思います。
副院長 兼 臨床研修部長 後藤章友




